nagomusiの染め織り日記

大分県由布市で、染め織りの体験教室をやっています。

11月の染め教室は栗イガで

10月に落ちたばかりのきれいな緑のイガを保存して使用。
4〜5日水につけていた(この時点で水はきれいな栗色!)材料を
そのまま4煎まで使用。
まだいけそうな感じだったが、たくさんあるのでこの辺りで。


今回は巻きすや洗濯ばさみを使って、簡単でかっこいいしぼりを実験!
媒染は石灰、鉄(自作のおはぐろ)、石灰プラス鉄の3種類。
さらに予めせいたかあわだち草で染めていた黄色い布も準備しました。
黄色ベースにしぼりをして、上に栗イガの鉄媒染もいいので。
おはぐろ媒染は錆鉄釘と酢と水を煮つめたもの。
色みは渋い中にもやわらかさの残る優しい鉄媒染になる。


巻きすは巻く方向や位置などでまったく違う表情を見せる。
洗濯ばさみもはさむ面の形や圧力の強弱により違うので
さらに可能性の広がりそうな道具だ。
今回わざわざ昔ながらのアルミのを持ってきてくださった方もいました。
これは圧もかかるし、ピーナッツみたいな形の
相当面白い作品ができました。