nagomusiの染め織り日記

大分県由布市で、染め織りの体験教室をやっています。

園児たちのせいたかあわだち草染め

・・・3週間ぶり?11月は1日しか書いてない
早いもので、もう12月に入ってしまいました。
今年のことは今年のうちに!ということで
自分にはっぱかけてがんばります〜


まず、11月前半のことから。
息子たちの通う保育園で染めものするということでおじゃましてきました。

時期的にちょっとピークを過ぎたせいたかあわだち草でしたが、
前日に年長さんたち、大分川の河原でた〜くさん採ってきてました。
なるべく黄色のきれいなところを選び、みんなでちょきちょき!
その後、輪ゴムや割りばし、ビニールひも、大豆、おはじきなど
使ってそれぞれにしぼりをしました。
今年の夏祭りの時にこの保育園では、藍染めの共同制作もしていたので
みんなしぼりの意味もわかっていて、よく手が動いてましたよ!


その後はまるでクッキング?二つの大なべでぐつぐつ布を煮る・・・
しばらくして、媒染液に。今回はみょうばんと鉄。
子供たちには「魔法の水!同じせいたかあわだち草で煮たのに
二つの違う色が出るよ」と各2枚の布をそれぞれの媒染液に
入れてもらいました。
「わあ!色が変わったあ!!」「すっげえ!」「もっと黄色になったあ!」
私も何度やっても感動しますねえ、この瞬間にたちあえて。


それにしても、ここの園児はよく手が動く。
毎日のリズム運動や散歩、そうじや手仕事など
この時期大事なこと、体作り、心作りをきちっと意識して
日々がんばってくださってる保育園である。
子供たちもそれによく応えている、というか自然と「意欲」が泉のように
湧いてくるのだろう。やらされてる感はまるで無い。
彼らの未知への興味、やる気、きらきらした眼差し!
ありがとう!しっかり伝染しましたよ!この日は。
(おばちゃん、忘れないことが大事。。。肝に銘ず)


最後のしぼり解きも、安易に手をかさない方が良さそうなので
ほとんど見守ってました。
みんながんばってなるべく自力で解く。
早く終わって友達を手伝ってあげる子もいる。
仕上げの水洗いも「わあ!泡がいっぱあい!」と裸足でじゃぶじゃぶ!
出来た作品は廊下にずら〜っと干して圧巻でしたよ!


最後の一人が終わるまでは時間も押して、かなりお腹もすいていたと
思うのですが、(午後1時を過ぎ?)「どうもありがとうございました〜!」
の声を残し、お昼のお弁当をリュックに入れ、
元気に大分川に向かって歩いて行った年長さんたちでした。


その後、リズム運動で使う毬を入れる袋にする、ということで
チクチク縫って、さらにひもを毛糸で編んで
全員素敵〜な作品が完成してましたよ!