nagomusiの染め織り日記

大分県由布市で、染め織りの体験教室をやっています。

剣太君裁判。7月5日は元顧問への反対尋問

先月6月14日は、元顧問の被告弁護士からの尋問でした。
事実認識のギャップはあるにせよ、そんなに厳しい練習はしてない、
日ごろから熱中症対策もしていた、そんなに剣太君の体調が悪そうには見えなかった、
君ならもっとがんばれるよ、というつもりで指導した等々。。。
自分の保身、いかに責任を少なくしようかとの弁明、運ばれた病院への責任転嫁。
弁護士と打ち合わせをたくさんしてきて、保身マシーンになっているのでしょうが、
これが「教育」を仕事としてきた人間の口からでる言葉なのかと、怒りと共に唖然としてしまった。


故意もあるのでしょうが、人間は自分の都合の悪い部分は忘れたり、ねじ曲げたりする生き物。
被告はしょうがないとしても、せめて裁判官に人間としての赤い、あたたかい血が流れていて
くもりのない判決をしてほしいと、切に願うばかりだ。
裁判が終わったあとの報告会で、前回証人台にたった弟君は
「ふざけんな、そんな優しい指導で人は死ぬのかっ。
 木刀の鍔でたたいたことも部員全員が見てる。。。。正直に話してほしい」
剣太君のお父様は「反省の色のひとかけらも見えない、こんな人間に(大事な息子を)あずけていたのか、
 同じ剣道をしてきた人間として残念。。。」
大事なかけがえのない家族を失ったものに対して、「不誠実」はさらに追い打ちをかける。
これ以上の地獄をあじあわせないで欲しい。
(被告の彼ら聞こえるはずもないが)ただただ願うだけだ。


しかしながら「剣太君が死に到った」理由、多数の目撃証人のいる原告側。
7月5日は証拠をつきつけながらの反対尋問です。


7月5日のスケジュール

裁判10時から
傍聴券配布9時40分までに、大分地裁北棟第3号法廷前廊下にて配布
多い場合は抽選

裁判報告会13時から(1時間ほど)コンパルホール304会議室
報告会終了後、剣太の会主催講演会 
エビデンスから学校事故に迫るー仕方のないことを公的な問題にー」  コンパルホール304会議室 (講演会のみ500円)

講師 内田良 氏(名古屋大学大学院教育発達科学研究科 准教授)
   
   ウェブサイト 学校リスク研究所
   主な著書「柔道事故の実態ー武道必修は好機か危機か」「学校安全の死角」
       「児童虐待へのまなざしー社会現象はどう語られるのか」など

   勢力的に学校リスク問題に取り組まれていて、たくさんの事例や数の情報をお持ちです。
   ぜひ、おいでください。