nagomusiの染め織り日記

大分県由布市で、染め織りの体験教室をやっています。

7月5日のこと。

前半は原告側(ご両親)弁護士から被告顧問への尋問でした。
運動部顧問なら絶対知っておくべき「熱中症対策のマニュアル」。
特に防具をつける剣道は室内競技では一番熱中症になりやすい、
40分ごとに休憩が基本等々かかれていたきほんのき
まずはこれをちゃんと読んでない、と被告。
(あれ?前回は梅干しいりのおにぎりを持参させたり。。。熱中症、ちゃんとわかってます、発言だったよ?)
読んでいた、となると事件当日のあまりにも無知な無神経な顧問の態度とつじつまがあわないからだろう。


もっと驚くべきは、副顧問や居合わせた生徒らの証言も含めた「事故調査報告書」を
当事者である顧問が「見てません」。。。弁護士もご両親も傍聴席も。。。一同絶句。
弟君も含め竹刀がにぎれなくなってしまうほどつらい思いをした剣道部の生徒たちが
一生懸命がんばって思い出し、事件と向かいあい作られた報告書を
「見てない」理由は「思い出すのがこわいし、つらいので。。。」と顧問。


剣太君をかばった友達にパイプ椅子を投げたのも
「みんなにがんばってほしい一心で。。。」


瀕死の剣太君を足蹴りしたのも
「足でこう、ちょっと押しました。。。」
「それを普通一般では蹴る、というのでは?」とくいさがる弁護士に
「いや、足で押しただけです。」


剣道3段の剣太君が自分が落とした竹刀さえ拾えない状況。
ふらふらと壁に向かってぶつかって倒れた剣太君に
「演技すんな!」と何度も往復びんた。


弁護士の亀井正照氏の一文
「異常を異常と感じる感性を保持すること」が教師に求められている。
あたりまえのようだが、後を絶たない学校事故事件に、出た言葉だろう。


裁判後の報告会ではまず、徳田弁護士から開口一番
「ここまで彼がひどいとは思いませんでした。反省のかけらも
みうけられなかった。。。」と。